“松埃”の読み方と例文
読み方割合
まつぼこり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煤煙は昼も夜も絶え間なく部落の空をおおい包んだ。そして部落中は松埃まつぼこりで真黒に塗潰された。わけても柳、鼠梨、欅などの樹膚は、何れとも見分けがたくなって行った。
黒い地帯 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)