“現状”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げんじやう37.5%
げんじょう25.0%
げんじよう12.5%
ありさま12.5%
げんぜう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうしていづまた刑事けいじ現状げんじやうくかもれないから、其時そのときはよろしくねがふとふやうなことべた。最後さいご
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かれは、このごろ、やっと、ひろびろとした、はらっぱで、野球やきゅうのできるよろこびをおもこして、不幸ふこう祖国そこくのきゅうくつな現状げんじょうかなしまずには、いられませんでした。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
非常時ひじようじ消防施設しようぼうしせつについてはべつ其局そのきよくあたひとがあるであらう。たゞわれ/\は現状げんじようおい最善さいぜんつく工夫くふうをしなければならぬ。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
そこで技手の平岡ひらおかは田川お富に頼んで、お秀の現状ありさまを見届けた上、局を退くとも退かぬとも何とか決めて呉れろと伝言つたえさしたのである。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
是等の事はアウストラリヤ、クインスランド土人の現状げんぜうに徴して推考すゐこうするを得るなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)