“げんじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
現場82.1%
玄奘3.8%
現成3.8%
現状2.6%
元常1.3%
原壤1.3%
玄上1.3%
玄弉1.3%
玄象1.3%
現塲1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、現場げんじょうには見分けられる程の足跡もなく、短剣の外には別段遺留品もなく、その短剣の柄には、一ヶの指紋すら発見出来なかった。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それより二百余年おくれて渡天した唐の玄奘げんじょうの『西域記』にはマツラを秣莵羅とし、その都のめぐり二十里あり、仏教盛弘する由を述べ、この国に一の乾いた沼ありてそのかたわらに一の卒塔婆そとば立つ
ここで無碍むげな仕事が現成げんじょう致します。自由となれば昨日や明日の反復には拘束されません。今描く事実より他にないのであります。「随処に主たり」という趣きが現れます。
益子の絵土瓶 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
糟谷が上京以来じょうきょういらいたえず同情どうじょうせて、ねんごろまじわってきた、当区とうく畜産家ちくさんか西田にしだという人が、糟谷の現状げんじょうを見るにしのびないで、ついに自分の手近てぢかさしたのであるが、糟谷が十年んでおった
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
すると、また一人、雲箋うんせんに詩を記して立った者がある。東武亭侯侍中尚書じちゅうしょうしょ鍾繇しょうよう、字は元常げんじょうであった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
原壤げんじょうが、両膝をだき、うずくまったままで、先師が近づかれるのを待っていた。先師はいわれた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「宝剣、神鏡、玄上げんじょう(琵琶)、鈴鹿すずか(和琴)などをとり忘れるなよ」
玄弉げんじょうが中インドのグプタ朝の文化を大仕掛けに輸入した後のことらしい。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
帰朝する際、三器の内玄象げんじょう、青山は無事だったが、もう一つの獅子丸ししまるだけは海神の怒りを鎮めるため、海に投げたといわれる由緒のあるものである。
現塲げんじょうに至り、彌吾吉は馬匹の群を一見して馬匹中に異動あり、或は不足なりとて、尚調査するに、仔馬一頭は熊害ゆうがいにて臀部に裂傷あるを見たり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)