“げんぢやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
現場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれはたけたなりは一ぽんらないでまゝ駐在所ちうざいしよけつけた。巡査じゆんさはそれでもぐに官服くわんぷく被害者ひがいしやと一しよ現場げんぢやうられたかずあらためて手帖ててふめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
一昨夜をととひは呉服町で綺麗なかんざしを買つたのを見たから、何気なく聞いて見ると、妹へ遣るのだと嘘吐いたな。昨晩ゆうべは古河端のさいかちの樹の下で見はぐつた。今夜といふ今夜こそ現場げんぢやうを見届けたぞ。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)