“マタ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:また
語句割合
25.0%
16.7%
16.7%
12.5%
8.3%
也最4.2%
4.2%
4.2%
4.2%
4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越中守として踏み歩いた越路コシヂの泥のかたが、まだ行縢ムカバキから落ちきらぬ内に、もうマタ、都を離れなければならぬ時の、迫つて居るやうな氣がして居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ソモ、天下如何ナル愚人ゾ。曹操ガ赤壁ノ大敗ヲ見テ、マタ、ソノ愚轍グテツヲアエテワントスルトハ。今、天下三分シ、操ハソノ二分ヲ占メ、ナオ、馬ヲ蒼海ニ水飼イ呉会ニ兵ヲ観ンコトヲ望ム。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
現在中國工人雇員壓迫資本家店主的時候マタ到。就是到了。你也應該站在大多數人的利益上。來壓迫資本家。而帮助工農群衆。然而現在你竟冥頑不靈。
この機みな マタくかへれよ。螢火の遠ぞく闇を うちまもり居り
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
岑参の西安幕府に在るの詩に云ふ、ナンラン故園月、マタ鉄関西と。韋応物作郡の時亦た詩あり云ふ、ナンラン故園月、今夕在西楼と。
然レドモ猶有縁ユカリノ地タルヲモツテ、吉原回禄ノ災ニ罹ル毎ニ、シバラココ仮肆カリタクヲ設ケテ一時ノ栄ヲ取ルコト也最マタ数回ナリ。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
南部津軽松前マタは、蝦夷等にイデクるはその花、鐘の大さに過ぎ、茎の周四五寸、葉の径三尺許りもて、傘に代て急雨を防ぐといふ。南部にては其茎を
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
(跋東坡詩草) 東坡の此詩に云ふ、清吟雑夢寐、得マタと。固より已に奇なり。晩に恵州に謫せられ、復た一聯を出して云ふ。春江有佳句、我酔堕渺莽と。
途端 磁器の様な太陽がマタ一つ昇つた。
真昼:―― 或るESQUISSE ―― (新字旧仮名) / 李箱(著)