“かいどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
街道60.2%
海棠30.1%
会堂3.2%
会同2.2%
怪童1.1%
憒閙1.1%
枴童1.1%
海道1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にじ松原まつばら針葉樹しんようじゅのこまかい日蔭ひかげを、白い街道かいどうがひとすじにとおっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、この町が火事だと聞くが早いか、尻を端折はしょも惜しいように「お」の字街道かいどうへ飛び出したそうです。
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
花ならば海棠かいどうかと思わるる幹をに、よそよそしくも月の光りを忍んで朦朧もうろうたる影法師かげぼうしがいた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
昔からいい古した通り海棠かいどうの雨に悩み柳の糸の風にもまれる風情ふぜいは、単に日本の女性美を説明するのみではあるまい。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
人々ひとびとこころせよ、それはなんじらを衆議所しゅうぎしょわたし、会堂かいどうにてむちうたん。
斜陽 (新字新仮名) / 太宰治(著)
会堂かいどうがありますか、耶蘇教信者がありますか、とあるうちに寄ってきいたら、洗濯して居たかみさんが隣のかみさんと顔見合わして、「粕谷だね」と云った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それを救うべく、毛利輝元、小早川隆景、吉川元春の総将から全軍も、挙げてこれへ会同かいどうしている。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信雄も、いちど長島へ帰っていたが、報をうけて、即日、小牧山へいそぎ、徳川軍と会同かいどうした。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あっちこっちの小火ぼやをけすそうどうにまぎれて、さしもきびしい城内ではあるが、ここに、天からふったひとりの怪童かいどうありとは、夢にも気のつく者はなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かの仏遺教経の遠離功徳分にあるごとく「寂静無為の安楽を求めんと欲す」る比丘びくは「まさ憒閙かいどうを離れて独処に閑居かんきょし」「当に己衆他衆を捨てて空間に独処し」なくてはならない。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
大正十三年十一月 清原枴童かいどう上京偶会。発行所。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
昭和二年八月八日 枴童かいどう上京の為、発行所小集。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
奉公人と奉公人との間の、小さい感情に取り巻かれて、そこに人間を学ぶと共に、日吉は、この松下屋敷を中心として、海道かいどうの大勢と、今川、北条ほうじょう、武田、松平まつだいら織田おだなどの実力や趨勢すうせいにも、だいぶ通じることができた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)