“覊旅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりょ57.1%
きりよ28.6%
たびぢ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この点において広重は徹頭徹尾覊旅きりょの詩人たり。見ずや彼の描ける吉原にはなんとなく宿場らしき野趣を蔵する所なからずや。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
東京の人にして東京を去り覊旅きりよ却て家園に勝る樂しみを覺ゆるとは、わが薄倖も亦甚しといはなければならない。
十年振:一名京都紀行 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
汝の覊旅たびぢを全うせんため(願ひと聖なる愛とはこのために我をつかはしゝなりき) 九四—九六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)