“岩脈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんみゃく50.0%
ダイク50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地相ちそう岩脈がんみゃく山骨さんこつ樹姿じゅし、それらのものからよくると、どんなかくし道でもかならずわかるわけでございます。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むこうのがけをごらんなさい。黒くて少しき出したはしらのような岩があるでしょう。あれは水成岩すいせいがんれ目にんで来た火山岩です。黒曜石です。〕ダイクとおうかな。いいや岩脈がんみゃくがいい。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
小さな褶曲フオールヂングや白や褐色の岩脈ダイクが、横に帯をしめたやうな、筋を入れたのが、美しく見える。
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
黄な碼碯めのう色のものや、陶磁器の破片のように白く硬く光っているのもある、青い円石の中に、一筋白く岩脈ダイクの入ったのが、縞芒しますすきでも見るようで美しい、この高らかな大なる山稜を見ていると
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)