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岩脈
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がんみゃく
ふりがな文庫
“
岩脈
(
がんみゃく
)” の例文
地相
(
ちそう
)
、
岩脈
(
がんみゃく
)
、
山骨
(
さんこつ
)
、
樹姿
(
じゅし
)
、それらのものからよく
観
(
み
)
ると、どんな
隠
(
かく
)
し道でもかならずわかるわけでございます。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
〔
向
(
むこ
)
うの
崖
(
がけ
)
をごらんなさい。黒くて少し
浮
(
う
)
き出した
柱
(
はしら
)
のような岩があるでしょう。あれは
水成岩
(
すいせいがん
)
の
割
(
わ
)
れ目に
押
(
お
)
し
込
(
こ
)
んで来た火山岩です。黒曜石です。〕ダイクと
云
(
い
)
おうかな。いいや
岩脈
(
がんみゃく
)
がいい。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
荒仕事
(
あらしごと
)
と山には
馴
(
な
)
れきった者ばかり、手に手に
鷹
(
たか
)
のくちばしのように光る
鉱石槌
(
かなづち
)
を持ち、木の根にひっかけ、
崖
(
がけ
)
によじ、
清水
(
しみず
)
と
岩脈
(
がんみゃく
)
のかたちをさっして、それらしい所をさがし
廻
(
まわ
)
っているうちに
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はじめて
麓
(
ふもと
)
から山を見あげて見たが、
峨々
(
がが
)
たる
岩脈
(
がんみゃく
)
と
雲
(
くも
)
のような
樹林
(
じゅりん
)
の高さを
仰
(
あお
)
ぎうるばかりで、
城
(
しろ
)
らしい
石垣
(
いしがき
)
も見えず、まして、ここに千も二千もの人数が、立てこもっているとは思われないほど
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“岩脈”の解説
岩脈(がんみゃく、ダイク、dike、dyke)は、地層や岩石の割れ目にマグマが貫入して板状に固まった火成岩体。中心火道から放射状に伸びる岩脈がしばしば見られる。露頭で目にするのはその板状の岩体の断面のことが多いため、筋のようなものと思いがちである。
マグマが地層面に平行に貫入したものは岩床という。
(出典:Wikipedia)
岩
常用漢字
小2
部首:⼭
8画
脈
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
“岩”で始まる語句
岩
岩窟
岩魚
岩角
岩代
岩屋
岩石
岩壁
岩礁
岩畳