“大谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおたに42.1%
だいや31.6%
おおや15.8%
おほたに10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日は姉の子供の娘一人と定雄の子供の長男次男と、それに定雄夫妻に姉、総勢六人で父母の骨を納めてある大谷おおたにの納骨堂へ参った。
比叡 (新字新仮名) / 横光利一(著)
大谷だいや川のほとりまで行って引っ返して来ると、お冬さんの店にはかの磯貝という紳士が腰をかけて、何か笑いながら話している。
慈悲心鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それは全く大谷おおやから大谷石を出したのにる。大谷は宇都宮からわずか一里余りの所であって、特にこの十数年、そこから盛にいわゆる「大谷石」が東京に運び出された。
野州の石屋根 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
お婆さんが先に帰つて、私があとで店をしまつて帰るのでしたがね、大谷おほたにさんと云ふお墓のいつばいある山を通るのですから、恐くつてねえ。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)