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俯
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ぶ
ふりがな文庫
“
俯
(
ぶ
)” の例文
力の
籠
(
こも
)
った
掠
(
かす
)
れ声で云って、両手で耳の
孔
(
あな
)
を
塞
(
ふさ
)
ぎ、眼を潰って、顔を畳へ打つ
俯
(
ぶ
)
しにするのであった
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「オカシイデスヨ、奥サンガドコニモイラッシャラナイラシイデス」ト云ウノデ、敏子ガ捜スト、妻ハ風呂ニ
漬
(
つ
)
カッタママ浴槽ノ縁ニ両手ヲ掛ケ、ソノ上ニ顔ヲ
打
(
う
)
ツ
俯
(
ぶ
)
セニシテ
睡
(
ねむ
)
ッテイタ。
鍵
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
面を深く左大臣の背に打つ
俯
(
ぶ
)
せて、死んだようにぐったりとなりながら、それでもどうやら自分の力で歩みを運んでいるのであったが、さっき御簾からこぼれて見えたきらびやかな袂や裾が
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
俯
漢検1級
部首:⼈
10画
“俯”を含む語句
俯伏
俯向
俯臥
真俯向
俯瞰
差俯向
突俯
俯仰
真俯伏
打俯
下俯
内俯
俯目
差俯
俯居
俯視
眞俯向
俯仰天地
俯向形
俯向加減
...