のめ)” の例文
太い、逞ましい喬木でも、しんが朽ちているから、うっかりつかまると枝が折れて、コイワカガミや、ミヤマカタバミの草のしとねのめったりする。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
侍「イヽヤ勘弁相成らん、不埓至極の奴だ、往来の妨げをして、侍たる者の袴へコレ此の通り泥を附けて、拙者の折屈おりかゞみを突いたからのめったのだ、勘弁相成らんから八山やつやまへ参れ、斬殺ぶッぱなして遣るから」