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永劫
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とこしえ
ふりがな文庫
“
永劫
(
とこしえ
)” の例文
もう、彼女の
啜
(
すす
)
り泣きは、
永劫
(
とこしえ
)
にやんでいた。——
俯
(
う
)
っ伏した黒髪は、血しおの中へ、べっとりと乱れ、手はかたく
懐剣
(
かいけん
)
の柄を握っていたのである。
死んだ千鳥
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天地
(
あめつち
)
と
永劫
(
とこしえ
)
、万象も春秋に、そのすがたをかえてこそ、生命も久し。——そのあめつちの心をもて大きく申さば、このたびのこととて、めでたしといえぬこともない。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ねがわくは丞相の軍が、よく彼を帰服せしめて、恩を感じ、徳になつき、蜀軍が都へ引き揚げた後も、
永劫
(
とこしえ
)
に王化はあとに
遺
(
のこ
)
って、二度と
背
(
そむ
)
くことのないようにありたいものと存じます
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“永劫”の意味
《名詞》
永 劫(えいごう, ようごう)
極めて長い年月。
(出典:Wiktionary)
永
常用漢字
小5
部首:⽔
5画
劫
漢検準1級
部首:⼒
7画
“永劫”で始まる語句
永劫不滅
永劫安處
永劫無窮