“えいごふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
永劫94.4%
永刧5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこに永劫えいごふに枯れざるの花あり、これ汝のもつとも美しき恋人にあらずや。そこに永劫に絶えざるの清風吹く、これ汝の尤も親しき友にあらずや。兄弟にあらずや。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
其の林や木立は、冬の暴風雨あらしの夜、終夜よすがらうなり通し悲鳴を擧げ通して其の死滅の影となツたのだ……雖然けれども鬪は終ツた。永劫えいごふの力は、これから勢力を囘復するばかりだ。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
なにかミハイル、アウエリヤヌヰチがふたのでるが、すぐみな掻消かききえてしまつた。くてアンドレイ、エヒミチは永刧えいごふめぬねむりにはいた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)