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永劫
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とわ
ふりがな文庫
“
永劫
(
とわ
)” の例文
そう尊く思うが故に、わしは
彼
(
あ
)
の人々の
為
(
し
)
た事を、
日月
(
じつげつ
)
のように、
永劫
(
とわ
)
に新しく、永劫に真美の光を失わせとうない気がした。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
匂やかな若衆すがたは、今、まるで生きているその人のように、生彩
奕々
(
えきえき
)
として
素絹
(
そけん
)
の上にほほえみつつ、その日の思い出を
永劫
(
とわ
)
に生かそうとてか、片手にかざした白つつじの花ひと枝——
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
かれらは
永劫
(
とわ
)
の
雷鳴
(
なるかみ
)
のもとに
ウスナの家
(新字新仮名)
/
フィオナ・マクラウド
(著)
その花もまた、
永劫
(
とわ
)
に散らすまいとしても、やがて、青葉となり、秋となるように。——これを大地の罪といえましょうか、大いなる陽の力です、自然の法則です
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
釈尊は、人間が、その自然の春に甘えて、五慾におぼれ、煩悩に
焦
(
や
)
かれ、あたら、
永劫
(
とわ
)
の浄土を見うしのうて、地獄にあえぐ
苦患
(
くげん
)
の
状
(
さま
)
を、あわれとも悲しいこととも思われました。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
宝財
永劫
(
とわ
)
の
珠
(
たま
)
ならず
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“永劫”の意味
《名詞》
永 劫(えいごう, ようごう)
極めて長い年月。
(出典:Wiktionary)
永
常用漢字
小5
部首:⽔
5画
劫
漢検準1級
部首:⼒
7画
“永劫”で始まる語句
永劫不滅
永劫安處
永劫無窮