トップ
>
田畑
>
でんばた
ふりがな文庫
“
田畑
(
でんばた
)” の例文
御影
(
みかげ
)
に住んでゐる男が、国元に
相応
(
かなり
)
な
田畑
(
でんばた
)
を持つてゐるので、小作米の揚つたのを汽車で送らせて、御影の家で
貯
(
たくは
)
へてゐるのがある。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
とる
原田兵助
(
はらだひやうすけ
)
と云者あり常々
田畑
(
でんばた
)
を
耕作
(
かうさく
)
する事を好みしが或時兵助山の
岨畑
(
そばはた
)
へ出て耕作しけるに一つの
壺瓶
(
つぼがめ
)
を
掘出
(
ほりだし
)
たり
密
(
ひそか
)
に我家へ持ち歸り彼壺を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
汽車、利根川の鉄橋に差し掛かれば、雨はますます激しく、ただ見る、河水は
氾濫
(
はんらん
)
して両岸湖水のごとく、濁流
滔々
(
とうとう
)
田畑
(
でんばた
)
を荒し回り、今にも押流されそうな人家も数軒見える。
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
親の如くに
尊敬
(
うやまひ
)
假
(
かり
)
にも其意に
背
(
そむ
)
く事なく五節句其外何事によらず自分が門弟中より申受たる金子有時は兄半作へ
遣
(
つか
)
はして
田地
(
でんぢ
)
田畑
(
でんばた
)
を
買求
(
かひもと
)
めさせ兄半作の身代を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
稱す茲に
説出
(
ときいだ
)
すは其大岡殿勤役中屈指の裁許にして頃は享保年間に越後の國高田の城下を
距事
(
さること
)
七八里
寶田村
(
たからだむら
)
に
工藤傳吉
(
くどうでんきち
)
と云ふ百姓あり祖父の代より
田畑
(
でんばた
)
數多
(
あまた
)
持ち傳吉が父傳藏の代迄名主役を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“田畑”の意味
《名詞》
田畑(たはた、たはたけ、でんぱた、でんばた)
田と畑。田んぼや畑など作物を育てる耕地。
(出典:Wiktionary)
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
畑
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
“田畑”で始まる語句
田畑小兵衛