“毛衣”の読み方と例文
読み方割合
けごろも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せめてこの淡灰色の斑入ふいり毛衣けごろもだけはちょっと洗い張りでもするか、もしくは当分のうち質にでも入れたいような気がする。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
(マコはクリスト伝第七章二五以下にこの事実を記してゐる。)バプテズマのヨハネは彼の前には駱駝らくだ毛衣けごろもいなごや野蜜に野人の面目をあらはしてゐる。
続西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
わしは懺悔くひあらためて洞窟へはいり、身には粗い毛衣けごろもを著け、夜昼の別ちなく神に祈りを捧げよう。