“しゃこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鷓鴣32.3%
這個19.4%
蝦蛄19.4%
硨磲9.7%
車渠6.5%
這箇6.5%
蝦姑3.2%
𤥭琥3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、この他ならぬ鷲が一歩その部屋を出て、自分の上役の部屋へ近づくと、たちまち鷓鴣しゃこのようになってしまい、書類を小脇にかかえたまま、鞠躬如きっきゅうじょとして伺候しこうするのだ。
鷓鴣しゃこと農夫とは、一方は鋤車すきぐるまのうしろに、一方は近所の苜蓿うまごやしのなかに、お互いの邪魔にならないくらいの距離をへだてて、平和に暮らしている。
遮莫さもあらばあれ這個しゃこの風流も梅の清楚なるを愛すればのこと、桜の麗にしてけんなるに至ては人これに酔狂すれどもまた即興の句にも及ばず、上野の彼岸桜に始まって、やがて心も向島に幾日の賑いを見せ、さて小金井
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
「あるどころか、彼らの暗中飛躍こそ怖るべきで——」と竹屋三位が、這個しゃこの消息通をもって任じながら、
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きっと裏口から飛び出す蝦蛄しゃこを押えたりするのもおもしろいものだが、それよりも私の好きなのは
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
「もう少し複雑な味をした半熟卵があったら旨かろうな。中にかにえび蝦蛄しゃこなんかが入っていたらさぞ旨かろうな」。
庭のいさごは金銀の、雪は凍った、草履でよし、……瑠璃るりとぼそ、と戸をあけて、硨磲しゃこのゆきげた瑪瑙めのうの橋と、悠然と出掛けるのに、飛んで来たお使者はほおの木歯の高下駄たかあしだ、ちょっと化けた山伏が供をするようだわ。
鏡の壁の前にボッティチェリの「ヴィナスの誕生」La Nascita di Venere の絵、ヴィナスが乗っているあの大車渠しゃこ貝とそっくりなものが置かれてあった。
七宝は、金・銀・瑠璃るり硨磲しゃこ碼碯めのう珊瑚さんご琥珀こはくまたは、金・銀・琉璃るり頗棃はり車渠しゃこ・瑪瑙・金剛こんごうである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
欧州の天地、即今戦報のもたらす以外、別に這箇しゃこの大戦争あるを看過されずんば、洪図こうとを固むるは諸卿しょけいわざ、この物語の著者のごときはすなわち筆硯ひっけんを焼き、退いて書癡しょちに安んずるを得ん。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
仏教ではまた「這箇しゃこ」ということをいうが、これは即ち自己のエスプリを把握せよということである。
画室の言葉 (新字新仮名) / 藤島武二(著)
「何にしろ、蝦姑しゃこだろうね」
明るい海浜 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
蝦姑しゃこにするたあ洒落しゃらくせえ!」
明るい海浜 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
なおインド、カシミール及びネパールの方から穀類、乾葡萄ほしぶどう、乾桃、乾棗ほしなつめ及び薬種その他宝石類では金剛石こんごうせき瑠璃るり𤥭琥しゃこ瑪瑙めのう琥珀こはく類であるが、なかんずくその大部分を占めて居るものは珊瑚珠さんごじゅというもとどりを飾る宝石である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)