“這箇”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しゃこ40.0%
こちら20.0%
こつち20.0%
チイコ20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏教ではまた「這箇しゃこ」ということをいうが、これは即ち自己のエスプリを把握せよということである。
画室の言葉 (新字新仮名) / 藤島武二(著)
欧州の天地、即今戦報のもたらす以外、別に這箇しゃこの大戦争あるを看過されずんば、洪図こうとを固むるは諸卿しょけいわざ、この物語の著者のごときはすなわち筆硯ひっけんを焼き、退いて書癡しょちに安んずるを得ん。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
這箇こちらの外にお一方ひとかたで御座りやす」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
這箇こつち鬱勃肚むしやくしやばらで、飲めも為ないのに幾多いくらでも引受けたんだけれど、酔ひさうにも為やしない。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
私だつて金属かねで出来た機械ぢやなし、さうさう駆使こきつかはれてお為にばかり成つてゐちや、這箇こつちの身が立ちはしない。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それは僕には這箇チイコ這箇チイコの外には一こともわからない話だった。
湖南の扇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)