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鷓鴣
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しゃこ
ふりがな文庫
“
鷓鴣
(
しゃこ
)” の例文
黄金色のえにしだが三角形の頭を突き出し、白い
苜蓿
(
うまごやし
)
が点々と
野面
(
のづら
)
を彩っています。……
鷓鴣
(
しゃこ
)
が飛び出す、鷹がゆるゆると輪を描く。
犂氏の友情
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
鴫を
撃
(
う
)
つのはこれが初めてだ。彼は以前に、父の猟銃で、
鶉
(
うずら
)
を一羽殺し、
鷓鴣
(
しゃこ
)
の羽根をふっとばし、兎を一匹
捕
(
と
)
り
損
(
そこな
)
った。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
臓物
(
もつ
)
が、焙った仔豚が出、鴨、
鷓鴣
(
しゃこ
)
、
花甘藍
(
はなキャベツ
)
、クリーム入りのまんじゅう、ミルクをかけた凝乳、ジェリー、そして最後にジャムつきの
薄焼
(
ブリン
)
がでた。
妻
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
この丸太小屋の中にいる人々の方は、あらゆる点で包囲者に対して有利であった。静かに隠れていて、敵を
鷓鴣
(
しゃこ
)
のように射撃することが出来るのだ。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
この蜂は
鷓鴣
(
しゃこ
)
ぐらいの大きさでした。針を抜き取って見ると、一インチ半もあって、縫針のように鋭いものでした。
ガリバー旅行記
(新字新仮名)
/
ジョナサン・スウィフト
(著)
▼ もっと見る
それが良人の
十八番
(
おはこ
)
だった。自分が
鷓鴣
(
しゃこ
)
に出あった場所を教えたり、ジョゼフ・ルダンテューの猟場に兎が一匹もいなかったことに驚いてみせたりした。
初雪
(新字新仮名)
/
ギ・ド・モーパッサン
(著)
ところが、この他ならぬ鷲が一歩その部屋を出て、自分の上役の部屋へ近づくと、たちまち
鷓鴣
(
しゃこ
)
のようになってしまい、書類を小脇にかかえたまま、
鞠躬如
(
きっきゅうじょ
)
として
伺候
(
しこう
)
するのだ。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
あたかも
鷓鴣
(
しゃこ
)
の群れをかぎつけた
狐
(
きつね
)
のように
敏捷
(
びんしょう
)
に、ほとんど確信があるような様子で。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
一匹の
蟻
(
あり
)
が、雨上りの
轍
(
わだち
)
の中に落ち込んで、溺れようとしていた。その時、一羽の
鷓鴣
(
しゃこ
)
が、ちょうど水を飲んでいた、それを見ると、
嘴
(
くちばし
)
で拾い上げ、命を助けた。
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
牧場の真ん中で、
鷓鴣
(
しゃこ
)
が三羽起ち上がる。
綺麗
(
きれい
)
に刈られた牧場の草は、もう彼女らの姿を隠さない。
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
そしてその
燐光
(
りんこう
)
の群れは、ひっきりなしに新手が加わってふえて行く——あたかも、一日じゅう追い回され、散り散りになっていた
鷓鴣
(
しゃこ
)
の群れが、夕方、もう危険も去って
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
鷓鴣
(
しゃこ
)
と農夫とは、一方は
鋤車
(
すきぐるま
)
のうしろに、一方は近所の
苜蓿
(
うまごやし
)
のなかに、お互いの邪魔にならないくらいの距離をへだてて、平和に暮らしている。鷓鴣は農夫の声を
識
(
し
)
っている。
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
そこで、一日じゅう、二匹の兎と、五羽の
鷓鴣
(
しゃこ
)
とを
担
(
かつ
)
いで廻るようなことがある。彼は
獲物嚢
(
えものぶくろ
)
の
負
(
お
)
い
革
(
かわ
)
の下へ、あるいは手を、あるいはハンケチを差し込んで肩の痛みを休める。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
いつものように、ルピック氏は、テーブルの上で、
猟
(
りょう
)
の
獲物
(
えもの
)
を始末し、腸を抜くのである。獲物は、二羽の
鷓鴣
(
しゃこ
)
だ。兄貴のフェリックスは、壁にぶらさげてある
石板
(
せきばん
)
に、そいつを書きつける。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
鷓鴣
(
しゃこ
)
Les Perdrix
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
蟻
(
あり
)
と
鷓鴣
(
しゃこ
)
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
鷓
漢検1級
部首:⿃
22画
鴣
漢検1級
部首:⿃
16画
“鷓鴣”で始まる語句
鷓鴣啼在深花裏