トップ
>
盛夏
>
まなつ
ふりがな文庫
“
盛夏
(
まなつ
)” の例文
それは
盛夏
(
まなつ
)
のことで、その妾は朝顔の模様を染めた浴衣を着ていたとかというので、その以来、朝顔が不思議にこの屋敷に
祟
(
たた
)
るのであった。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
鳥が飛び過ぎると忽ちに
墜
(
お
)
ちるというので、その樹には
精
(
せい
)
があると伝えられていたが、寿がそれにも法を施すと、
盛夏
(
まなつ
)
にその葉はことごとく枯れ落ちて
中国怪奇小説集:03 捜神記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
盛夏
(
まなつ
)
のあいだは一時中絶したらしい槍突きが、
涼風
(
すずかぜ
)
の立つ頃から又そろそろと始まって来て、九月の末頃には三日に一人ぐらいずつの被害者を出すようになったので
半七捕物帳:18 槍突き
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それは九月の彼岸前で、日の中は
盛夏
(
まなつ
)
のようにまだ暑いが、暮れるとさすがに涼しい風がそよそよと流れて、縁の柱にはどこから飛んで来たか
機織
(
はたおり
)
虫が一匹鳴いていた。
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“盛夏”の意味
《名詞》
夏の一番暑い時期。真夏。
(出典:Wiktionary)
盛
常用漢字
小6
部首:⽫
11画
夏
常用漢字
小2
部首:⼢
10画
“盛”で始まる語句
盛
盛大
盛岡
盛遠
盛装
盛花
盛返
盛上
盛綱
盛塩