“夏期”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なつ50.0%
なつば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北輝雄は未だ夏期なつぬるみの去らない光明を頭からいつぱい浴びながら、無細工な大きな卓机にもたれかゝつていゝ気持でうつとりしてゐた。やうやく三十分前ばかりに眼を醒ましたところだつた。
二人の男 (新字旧仮名) / 島田清次郎(著)
藪下やぶしたから根津神社へ抜ける広い原に、夏期なつば真菰まこもの生いしげる小さな沼がある。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)