きぎし)” の例文
大伴家持作、暁に鳴くきぎしを聞く歌、という題詞がある。山が幾重にもたたまっている、その山中の暁にきじが鳴きひびく、そして暁の霧がまだ一面に立ちめて居る。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あしひきの八峰やつをきぎしなきとよむ朝けの霞見ればかなしも 〔巻十九・四一四九〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)