“かいがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甲斐甲斐49.2%
甲斐々々25.4%
効々12.7%
海外4.8%
蒯聵4.8%
甲斐〻〻1.6%
精悍1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾の祈念きねんこむる所は、同志の士甲斐甲斐かいがいしく吾志を継紹けいしょうして尊攘の大功を建てよかしなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
縁側えんがわへ出ると、宜道ぎどう鼠木綿ねずみもめんの着物にたすきを掛けて、甲斐甲斐かいがいしくそこいらを拭いていた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そう云いながら静子は甲斐々々かいがいしく信一郎の脱ぐ上衣うわぎを受け取ったり、襯衣シャツを脱ぐのを手伝ったりした。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
お婆様は気丈きじょうな方で甲斐々々かいがいしく世話をすますと、若者に向って心の底からお礼をいわれました。
溺れかけた兄妹 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
飯のつけようも効々かいがいしい女房にょうぼうぶり、しかも何となく奥床おくゆかしい、上品な、高家こうけの風がある。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、そんな心安だてより、鮒の見事だったのより、ちょっと話したいのは三傘夫人の効々かいがいしさで。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
海外かいがいもつと激烈げきれつなものに比較ひかくすればはるかにそれ以下いかであることを了解りようかいせられるであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
それで噴火ふんか珍現象ちんげんしよう收録しゆうろくするには、いきほひ海外かいがい火山かざん材料ざいりようあふがざるをなくなる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
霊公は、もう晩年に近かったが、自分の子の蒯聵かいがいのために、寵愛の夫人南子を殺されて、気を取りみだしていた。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
噂によれば、太子のいない衛国では、むを得ず蒯聵かいがいの子・ちょうを立てて、位に即かせたという。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)
若僧は先ずみずから尻を高く端折はしょって蓑を甲斐〻〻かいがいしく手早く着けて、そして大噐氏にも手伝って一ツの蓑を着けさせ、竹の皮笠かわがさかぶせ、そのひもきびしく結んでくれた。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
お島は人に口をくのも、顔を見られるのも厭になったような自分の心のおびえを紛らせるために、一層精悍かいがいしい様子をして立働いていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)