“かいぐわい”の漢字の書き方と例文
語句割合
海外100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まへにもべたやうに、金解禁きんかいきん準備中じゆんびちうに、海外かいぐわいから思惑投機おもわくとうきごときは、その巨額きよがくならざることもおよあきらかになつてることであるから
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
これはすでに十ねんからまへことで、其後そのゝちうまれた最早もはや八歳はつさいになりますが、さて、わたくし日頃ひごろのぞみは、自分じぶんうして、海外かいぐわい一商人いつしやうにんとしてつてるものゝ
私自身わたしじしんとしては、まさに一のコスモポリタンだとしんじてゐる。しかわたしは『一所不在しよふぢう』でない。あきらかに日本東京にほんとうきやう居住きよぢうしてゐる。また海外かいぐわい旅行りよかうしたことほとんどない。
しかるに政府せいふ海外かいぐわい保有ほいうして對外資金たいぐわいしきん段々だん/\減少げんせうしてて、六千萬圓まんゑんばかりになつたため段々だん/\爲替相場かはせさうばさがつてたのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
伊太利イタリーくに子ープルスかうで、はからずもむかし學友がくいういま海外かいぐわい貿易商會ぼうえきしやうくわい主人しゆじんとして、巨萬きよまんとみかさねて濱島武文はまじまたけぶみ邂逅めぐりあひ、其處そこで、かれつまなる春枝夫人はるえふじんその愛兒あいじ日出雄少年ひでをせうねんとに對面たいめんなし
昭和元年せうわぐわんねんから二ねんころ金解禁きんかいきん計畫けいくわくした場合ばあひおいても、巨額きよがく思惑資金おもわくしきん海外かいぐわいからつたのであつて、したがつ金解禁きんかいきん決行けつかうせんとしても
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)