“話頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わとう64.5%
はなし32.3%
わたう3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お延の返事はここにある」といって、綺麗きれいに持って来た金を彼に渡すつもりでいた彼は躊躇ちゅうちょした。その代り話頭わとうを前へ押し戻した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『それは舞踏ぶたう第一だいいち姿勢しせいだわ』とつたものゝあいちやんは、まつた當惑たうわくしたので、しきりに話頭はなしへやうとしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
渠自身も常に其麽話をする事を避けて居たが、それでもチヨイチヨイ口に出るもので、四年前の渠が知つてなかつた筈の土地の事が、何かの機会に話頭わたうに上る。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)