“出花”の読み方と例文
読み方割合
でばな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引込ひつこませる、とみづ出花でばなふのでもおきみはさすがに武家ぶけ女房にようばう仲間ちうげんはだいたものを無理むりようとはしなかつた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
よし/\と云いながら紙へくるんで腹帯はらおびあいだはさんで、時節を待ち、真実なおいさと夫婦になろうと思うも道理、二十三の水の出花でばなであります。
たいなくとも玉味噌たまみその豆腐汁、心同志どし安らかに団坐まどいして食ううまさ、あるい山茶やまちゃ一時いっとき出花でばなに、長き夜の徒然つれづれを慰めて囲いぐりの、皮むいてやる一顆いっかのなさけ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)