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臨月
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りんげつ
ふりがな文庫
“
臨月
(
りんげつ
)” の例文
女房
(
にようばう
)
は
或
(
ある
)
年
(
とし
)
復
(
ま
)
た
姙娠
(
にんしん
)
して
臨月
(
りんげつ
)
が
近
(
ちか
)
くなつたら、どうしたものか
數日
(
すうじつ
)
の
中
(
うち
)
に
腹部
(
ふくぶ
)
が
膨脹
(
ばうちやう
)
して一
夜
(
や
)
の
内
(
うち
)
にもそれがずん/\と
目
(
め
)
に
見
(
み
)
える。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
小石姫は当時丁度
臨月
(
りんげつ
)
でございましたで、秋の夜露と消えました身の
胎内
(
たいない
)
から男の子が丸々と生れ出ました。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
勿論、
臨月
(
りんげつ
)
であつたのでもあらうが、
已
(
すで
)
に土の下にうづめられた死骸が赤児を生んで、その赤児が幾日も無事に生きてゐたのは、一種の不思議として人々をおどろかしたのである。
小夜の中山夜啼石
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それから小供のちゃんちゃんを二枚、主人のめり
安
(
やす
)
の
股引
(
ももひき
)
の中へ押し込むと、股のあたりが丸く
膨
(
ふく
)
れて
青大将
(
あおだいしょう
)
が
蛙
(
かえる
)
を飲んだような——あるいは青大将の
臨月
(
りんげつ
)
と云う方がよく形容し得るかも知れん。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“臨月”の意味
《名詞》
臨月(りんげつ)
妊婦が出産する予定日までの一か月間。その時期に入った妊婦の状態。
(出典:Wiktionary)
“臨月”の解説
臨月(りんげつ)とは、 在胎週数36週0日から39週6日の時期を指す一般的用語。うみづき。産科領域で用いられる正期産に当たる在胎週数37週0日から41週6日の時期とは異なる。また、在胎週数36週0日から36週6日の時期は臨月であっても正産期では無いので、早産と言われる。
(出典:Wikipedia)
臨
常用漢字
小6
部首:⾂
18画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
“臨月”で始まる語句
臨月腹