“脇目”の読み方と例文
読み方割合
わきめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で彼は日曜のいい天気なるにもかかわらず何の本か、脇目わきめもふらないで読んでいるので、僕はそのそばに行って
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「先生は皆一生懸命ですよ。少し脇目わきめでもしていようものなら呶鳴りつけられますから、油断も隙もありません」
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
大きなお社の鳥居の脇にはお百度石という石が立っていて、手に数取かずとりの紙縒かみよりや竹のくしをもって、脇目わきめも振らずにそこと社殿とのあいだを、き返りする人を毎度見かける。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)