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脇道
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わきみち
ふりがな文庫
“
脇道
(
わきみち
)” の例文
も
吐
(
つか
)
ず逃たりしが惡者共は何所迄もと猶も
間近
(
まぢかく
)
逐來
(
おひきた
)
る故に半四郎は如何にもして逃行んとする
機
(
をり
)
幸ひ
脇道
(
わきみち
)
の有しかば身を
飜
(
ひるが
)
へして逃込を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
非常に疲れて、ひどく空腹に苦しみながら、私は
脇道
(
わきみち
)
に外れて小徑に入り、
籬
(
まがき
)
の根元に
蹲
(
うづく
)
まつて了つた。が、暫くも經たぬ内にまた歩き出した。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
維新の際妙な行きがかりから
脇道
(
わきみち
)
へそれて遂に成るべき功名をも成し得ず、同輩は侯伯たり後進は子男たり、自分は
田舎
(
いなか
)
の老先生たるを見、かつ思う
毎
(
ごと
)
にその性情は
益々
(
ますます
)
荒れて来て
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
奈良街道
(
ならかいどう
)
からでは、途中でいざりやめくらに会うし、
大阪口
(
おおさかぐち
)
から行っても、やはりめくらやいざりに会うので、どちらとも旅立ちには
不吉
(
ふきつ
)
である、
脇道
(
わきみち
)
の
紀井街道
(
きいかいどう
)
をとおって行けば
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
かく思ひ浮ぶると
斉
(
ひとし
)
く身内は熱して
冷
(
つめた
)
き汗を
出
(
いだ
)
し、足は地に吸るるかとばかり
竦
(
すく
)
みて、宮はこれを想ふにだに
堪
(
た
)
へざるなりけり。
脇道
(
わきみち
)
もあらば避けんと、静緒に問へば有らずと言ふ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
偖て傳吉は
脇道
(
わきみち
)
より其の日の八ツ時分に寶田村へ立ち歸り無事に
歸國
(
きこく
)
のよしを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
脇
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“脇”で始まる語句
脇
脇差
脇息
脇腹
脇目
脇侍
脇指
脇士
脇明
脇屋