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間近
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まぢ
ふりがな文庫
“
間近
(
まぢ
)” の例文
艇の出発はいよいよ
間近
(
まぢ
)
かになった。のこっているのは、飲料水の入った
樽
(
たる
)
がもうあと十個ばかりだった。一同は力をあわせて、この最後の荷物を
搬
(
はこ
)
びこんだ。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
われわれは往々にして余り
間近
(
まぢ
)
かなものを、間近かであるがゆえに見落すことがあります。たとえ白痴に近いおろか者であるとはいえ、警察の人達はなぜ風呂焚き三造を疑って見なかったのでしょう。
湖畔亭事件
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
もう夜逃げも
間近
(
まぢ
)
かなところに迫ってもいた。
オモチャ箱
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
それは灌木の
欝蒼
(
うっそう
)
とした繁みで、足の踏み入れるところもないほどだった。彼は下枝を静かにかきわけながら前進した。もう屍体のある場所は
間近
(
まぢ
)
かの筈だった。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
見ると、直ぐ
間近
(
まぢ
)
かに、赤い
灯火
(
ともしび
)
が
点
(
とも
)
っていて、それに「便所」という文字が読めた。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
“間”で始まる語句
間
間違
間際
間々
間諜
間柄
間隙
間道
間隔
間髪