“幽遠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうえん50.0%
いうゑん25.0%
かすか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この種の曲としてはまではなやかさはないが、重厚な幽遠ゆうえんなもので、レコードは最近再プレスでカペエ四重奏団とシャンピ(ピアノ)が出ている(コロムビアS一一一〇—四)。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
これらの幽遠いうゑんな周圍のなかに、影が高く立ち、積み夜具と枕に、雪白せつぱくのマルセイユ木綿の上掛うはがけが白く光つてゐた。
あゝ幽遠かすかなる気息ためいき
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)