“仕種”の読み方と例文
読み方割合
しぐさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんなに期待した驚きの仕種しぐさも、これほどまでには効果的でなかつたでせう。眼を大きく見張つて、唇の色までがサツと變つたのです。
首実検の時に手をふるわせながら、懐紙かいしを口にくわえる仕種しぐさなどをひどく細かく見せて、団十郎式に刀をぬきました。ここでも首は見せません。
米国の松王劇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
彼女はうぶな田舎娘のような仕種しぐさで長い袂を八つ口に挾み、また拍手をうけた。茂緒はそれを、何か芝居でもみるような気もちでながめていた。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)