“瀧君”の読み方と例文
読み方割合
たきくん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煙草盆(たばこぼん)に香(かう)の薫(かをり)のみして、座(ざ)にいまだ人影(ひとかげ)なき時(とき)、瀧君(たきくん)の此(こ)の光景(くわうけい)は、眞田(さなだ)が六文錢(ろくもんせん)の伏勢(ふせぜい)の如(ごと)く、諸葛亮(しよかつりやう)の八門遁甲(はちもんとんかふ)の備(そなへ)に似(に)て居(ゐ)る。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
久保田(くぼた)さんは、大(おほ)きな眼鏡(めがね)を掛(か)けてゐる。——所(ところ)がさうでない。來(き)たのは瀧君(たきくん)であつた。評判(ひやうばん)のあの目(め)が光(ひか)つたと見(み)える。これも讚稱(さんしよう)にあたひする。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
同町内(どうちやうない)の瀧君(たきくん)に、ひと俵(たはら)贈(おく)らうかな、……水上(みなかみ)さんは大(おほき)な目(め)をして、二七(にしち)の縁日(えんにち)に金魚藻(きんぎよも)を探(さが)して行(ゆ)く。……
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)