“ふしめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
俯目50.0%
伏目36.4%
伏眼12.1%
俯眼1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
更(さら)に其(その)葉(は)は何處(どこ)にも感(かん)じない微風(びふう)に動搖(どうえう)して自分(じぶん)のみが怖(おぢ)たやうに騷(さわ)いで居(ゐ)る。穗(ほ)は何(なに)を騷(さわ)ぐのかと訝(いぶか)るやうに少(すこ)し俯目(ふしめ)に見(み)おろして居(ゐ)る。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「御縁談ですか。それとも大体にお身の上の吉凶(きっきょう)を見ましょうか。」とわざとらしく笑顔をつくる。君江は伏目(ふしめ)になって
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
妻は、明い電燈の光がまぶしいように、つつましく伏眼(ふしめ)になりながら、私の方へ横顔を向けて、静に立っているのでございます。が、それに別に不思議はございません。
二つの手紙 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
こう云われて由利江はふとこちらへ眼をあげた、しかしすぐに俯眼(ふしめ)になり、膝の上の手をそっと握り合せた。いじらしいほど寂しげな姿である。
落ち梅記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)