“みつるぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御剣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ以来そのところを焼津やいずと呼びました。それから、みことが草をお切りはらいになった御剣みつるぎ草薙くさなぎつるぎと申しあげるようになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
頼母様アーッ……あなた様のために……あなた様に差し上げようと持ち出しました天国の御剣みつるぎを、残念や、髪川へ落としましてございます。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「三種の神器、壺切つぼきり御剣みつるぎ、代々の文書もんじょ、すべてを差出されよ」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
八尺やさか曲玉まがたまという、それはそれはごりっぱなお首飾くびかざりの玉と、八咫やたかがみという神々こうごうしいお鏡と、かねて須佐之男命すさのおのみことが大じゃの尾の中からお拾いになった、鋭い御剣みつるぎ
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
命はそれで、急いでお宝物たからもの御剣みつるぎいて、あたりの草をどんどんおなぎ払いになり、今の火打ひうちでもって、その草へ向かい火をつけて、あべこべに向こうへ向かってお焼きたてになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)