“どうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何卒69.4%
銅貨16.7%
如何2.8%
道歌2.8%
何乎1.4%
同夥1.4%
奈何1.4%
童歌1.4%
道家1.4%
道火1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国に斯様(かよう)な朝臣があるのは寔(まこと)にめでたい限りであるから、何卒(どうか)此の上とも体を大切にされて、一日でも多く長生きをして下さるように
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
まだ水車小屋につかないまえ、はたけの上をとんでいたとき、あまりあわてたので、雀(すずめ)は銅貨(どうか)を落としてしまいました。
落とした一銭銅貨 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
竜次郎が陣風斎から、八方巻雲の秘伝を授かったか如何(どうか)か。それに就ては遺憾ながら伝わらぬ。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
掲げまた一休禅師沢庵和尚(たくあんおしょう)らの道歌(どうか)をも交(まじ)へたれどやや牽強附会(けんきょうふかい)の嫌(きらい)あり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「僕が貴様を責めたのは悪う御座(ござ)いました、けれども何乎(どうか)今御覧になったことを秘密に仕(し)て下さいませんかお願いですが。」
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
代匠記で遊仙窟(ゆうせんくつ)の「天上無レ双(ナラビ)人間(ヨノナカニ)有レ一(ヒトリノミ)」という句を引いていたが、この歌の作られた頃に、遊仙窟が渡来したか奈何(どうか)も定めがたいし
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
専門たる律(りつ)・暦(れき)・易(えき)のほかに道家(どうか)の教えに精(くわ)しくまた博(ひろ)く儒(じゅ)、墨(ぼく)、法(ほう)、名(めい)、諸家(しょか)の説にも通じていたが、それらをすべて一家の見(けん)をもって綜(す)べて自己のものとしていた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
微(かす)かなる墨痕(ぼっこん)のうちに、光明の一炬(きょ)を点じ得て、点じ得たる道火(どうか)を解脱の方便門より担(にな)い出(いだ)して暗黒世界を遍照(へんじょう)せんがためである。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)