如何どうか)” の例文
社会党を矢張り教会に入れて置かるゝ御心得か如何どうかを承つて、其上で子女等こどもらを教会へお預けして置くか如何を決定したいと思ふのである
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
竜次郎が陣風斎から、八方巻雲の秘伝を授かったか如何どうかか。それに就ては遺憾ながら伝わらぬ。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
銀子は熟々つくづくと梅子のかほ打ちまもり居たりしが「梅子さん、貴嬢あなたはほんとに御憔悴おやつれなすツたのねエ、如何どうかなすつて——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
即ち男子の道義をも自ら破壊することになるか如何どうかと云ふのです、私は彼に質問したのです、——君は彼女かのぢよの節操破壊を以て自己の心より出でたるものと思つてるか如何どうか——所が彼の言ひまするには
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)