“いかが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イカガ
語句割合
如何96.6%
奈何3.1%
居屈0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普通の客としか見えない男を捕えて「吉原なかまで如何いかがです」と図星を指したりするのも皆この「第六感」の一種に数えられるのである。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「御得意の阪本でござい。毎度御引立難有う御座りやす。奈何いかがですか旦那、大分夜も遅うござりますぞ。精々せいぜい勉強して一泊二十五銭、いかゞでがす」
居屈いかがみしに、はばかりさまやの、とてもすそを掲げたるを見れば、太脛ふくらはぎはなお雪のごときに、向うずね、ずいと伸びて、針を植えたるごとき毛むくじゃらとなって、太き筋、くちなわのごとくにうねる。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)