“いかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イカン
語句割合
如何59.7%
遺憾22.3%
奈何7.1%
不可5.0%
衣冠3.3%
何如0.5%
偉観0.5%
不好0.2%
医官0.2%
以還0.2%
位官0.2%
作麼生0.2%
尉官0.2%
怎麼0.2%
慰浣0.2%
易簡0.2%
葦間0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また体質の如何にかかわらず他の新しい婦人との触接に由って享楽しようとする欲望、或学者のいわゆる性欲上の好新欲が男にある。
私娼の撲滅について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
遺憾ながらこのたびも、遂に、弦之丞を討ち洩らしたが、次の機会には、必ずこの遺漏の不名誉をすすぎまする、という申しわけだ。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奈何せん寒微より起りて、智浅く徳し、といえるは、謙遜の態度を取り、反求の工夫に切に、まず飾らざる、誠に美とすべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
どこまでもそれに付け込んで彼女の名誉や生命にまで関渉せんとするときには、どっこい、それは不可と毅然としてこれをける。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
その時に限り上下でなく衣冠を着け天神様のような風をする。供もそれに準じた服を着た。私の父も風折烏帽子布衣で供をした。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
最早有志の士も天下に意なく、山野に隠遁躬耕し、道を守るより向後致方之無しと存候。老兄以て何如と為す。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
四階建ての真四角な鉄骨貼りの煉瓦の建物が五つ六つ押しならんでいるところは、まことに偉観であった。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
雪江さんは屹度斯ういう。これが伯父さんの先生でも有ろうものなら、口をがらかして、「もッと手廻して早うせにゃ不好!」
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「早く如何かせんと不好!」
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
また先生のいて赤十字社病院にたる後も、先生来問ありてるところの医官に談じ特に予が事をせられたるを以て、一方ならず便宜を得たり。
先生咸臨丸米行ありと聞て、予が親戚医官桂川氏してその随行たらんことを求められしに、予はこれの事なりと思い、ちにこれをんじ、一のごとし。
乙女さんは明治四十一年以降鏑木清方いてを学び、また大正三年以還跡見女学校の生徒になっている。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
京へ凱旋してのち、七連中をはじめ諸将の下のものへまで、すべて、論功行賞をやったかれにはまた、朝廷から、参議せらるという、位官のお沙汰がくだる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君不酔作麼生 君としてわずんば作麼生せん〕
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
床にはハヤ良人ありて、新婦のるを待ちおれり。渠は名を近藤重隆と謂う陸軍の尉官なり。式は別に謂わざるべし、媒妁の妻退き、介添の婦人罷出つ。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ト、その日は怒りを忍びて帰りぬ。——畢竟この猿は何者ぞ。また狐罠の落着怎麼。そは次のを読みて知れかし。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
混再拝シテス。書ニ詩話ヲス。厳粛ノ候尊体福履、家ヲ挙ゲテ慰浣セリ。シテ賜フ所ノ詩話ヲ読ム。巻ヲ開イテ咫尺ニシテ飢涎チ流ル。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
始めをねてりにらば、死生の理を知る、何ぞ其の易簡にして明白なるや。吾人は當に此の理を以て自省すべし。
昼のあひだのい暑気に蒸された川の面の臭ひに夜更けの冷気がしんしんと入れ混つて、たとへば葦間の腐臭をぐやうな不思議なつた
水に沈むロメオとユリヤ (新字旧仮名) / 神西清(著)