“いけな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不可97.5%
不好2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうかい、そう思っていれば間違はない。他人のなかに揉まれて、些(ちっ)とは直ったかと思っていれば、段々不可(いけな)くなるばかりだ」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
『然(さ)うねえ、も少(すこ)し大(おほ)きくなりたいの、知(し)らず識(し)らずの中(うち)に』と云(い)つて愛(あい)ちやんは、『三寸(ずん)ばかりぢや見窄(みすぼ)らしくッて不可(いけな)いわ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
尤(もつと)も取返しが附いて旧(もと)の身の上になつたからつて、些(ちつ)とも好い事はない、もつと不好(いけな)い事もあつた……で、臥反(ねがへ)りを打つて、心の中で
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)
兎に角飯(めし)を食うた。飯を食うとやがて男が「腹が痛い」と云い出した。「そう、余程痛みますか」と女が憂(うれ)わしそうにきく。「今日汽車の中で柿を食うた。あれが不好(いけな)かった」
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)