不好いけな)” の例文
もつとも取返しが附いてもとの身の上になつたからつて、ちつとも好い事はない、もつと不好いけない事もあつた……で、臥反ねがへりを打つて、心の中で
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)
兎に角めしを食うた。飯を食うとやがて男が「腹が痛い」と云い出した。「そう、余程痛みますか」と女がうれわしそうにきく。「今日汽車の中で柿を食うた。あれが不好いけなかった」
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)