“童歌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わらべうた80.0%
どうか20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、巷に歌われる童歌わらべうたにも、力のない百姓の顔いろにも、何かみ飽いた顔している市人の眼にも、明らかに、現れつつある事だったが、そんな大勢などには、当然、驚くわけもない。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桃林はかすみ、柳圃りゅうほは小さい湖をめぐり、白鵞はくがかも、雁、おしどりなどの百鳥がわが世のさまに水面を占めている。畑の童歌わらべうたがどこかに遠く、羊や馬、牛の群れまでがまるで画中の物だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)