“押付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おしつ22.7%
おっつ18.2%
おしつけ18.2%
おッつ18.2%
おっつけ9.1%
おさえつ4.5%
おつつ4.5%
おつつけ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といったが是は成程重たい訳、石の七輪や沢庵石や醤油樽が載っておりますから、当人は押付おしつけられる様な心持。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「はいはい早速おおせのままに、迎えの駕籠を差出しました。もう押付おっつけお春どのもお見えになるところでございます」
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
そこで無理やりに千金を押付おしつけて、別に二百金を中間に立って取做とりなしてくれる人にむくい、そして贋鼎を豪奪ごうだつするようにして去った。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
真暗まっくらですから。)が、仕方がない、押付おッつけ仕事の安普請で、間取りに無理がありますから、玄関の次が暗いのです。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お前ももう押付おっつけお嫁に往かなくッちゃアならないんだから、ソノーなんだとネー、何時までもそんなに小供の様な心持でいちゃアなりませんと
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
と逆に手を取って押付おさえつけ。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
穏坊をんばう畜生ちくしやう此方こつち這入はいつやアがるときかねえぞ、無闇むやみ這入へいりやアがるとオンボウいて押付おつつけるぞ。と悪体あくたいをつきながら穏坊をんばうそでした掻潜かいくゞつてスーツと駈出かけだしてきました。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「あのぢゞい、中々なか/\ずるやつですよ。華山くわざん僞物にせものつて押付おつつけやうとしやがるから、いましかつけつたんです」とした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)