“おっつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追付63.0%
押付14.8%
追附11.1%
押附7.4%
追着3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「自分は医師いしゃでありながら、何故う不注意だろう。」と、彼は自己おのれを叱っても追付おっつかない。市郎は余りに慌てて我家を出たのであった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
又母が連れ帰ってくだされば金子きんす何程なにほどでも差上げると云うと、お前は親分や友達に済まんと云えば、いつまでもお話は押付おっつかんが、った処は文治郎が重々悪いから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
これから小兼が半治に追附おっついて一つのお話に相成りますが、一寸ちょっと一と息つきまして又申し上げます。
見て、押附おっつけものをしたようなもんだ。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
註文が出るに従って、材料の仕込にひどく工面くめんをして追着おっつかないような手づまりが、時々顧客とくいを逃したりした。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「こんなことじゃとても追着おっつきこはありゃしない」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)