“追着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おッつ50.0%
おひつ12.5%
おっつ6.3%
おひつき6.3%
おいつ6.3%
おつつ6.3%
おひつく6.3%
おツつ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥打帽(とりうちぼう)の皺(しな)びた上へ手拭(てぬぐい)の頬かむりぐらいでは追着(おッつ)かない、早や十月の声を聞いていたから、護身用の扇子(せんす)も持たぬ。
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こいつ彼(あ)の老爺(おやぢ)が盜(ぬす)んだと急(きふ)に追(おつ)かけて行くと老人悠々(いう/\)として歩(ある)いて居るので直(す)ぐ追着(おひつ)くことが出來た。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
註文が出るに従って、材料の仕込に酷(ひどく)工面(くめん)をして追着(おっつ)かないような手づまりが、時々好(い)い顧客(とくい)を逃したりした。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
して追着(おひつき)ます早う/\と云ければ安五郎はオヽ何も云ぬ重五郎殿忝(かたじ)けないと空を霞(かすみ)に遁(のが)れ出頓(やが)て阿部川を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
上を見ながら、これへ足を踏懸(ふみか)けた時、以前の薬売(くすりうり)がすたすたやって来て追着(おいつ)いたが。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さあ、亭主(ていしゆ)も飛(とん)でも無(な)い顔(かほ)をする。捜(さが)すのに、湯殿(ゆどの)や小用場(こようば)では追着(おつつ)かなく成(な)つた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
飛出(とびいだ)しける故主は何事なるやと狼狽(うろたへ)ながら後より追馳(おひかけ)行しに其疾(はや)き事飛(とぶ)が如く勿々(なか/\)追着(おひつく)事能はず待ね/\と呼止(よびとむ)れど靱負は一向耳(みゝ)にも入ず足に任せて馳行(はせゆき)しが頓(やが)て海邊(うみべ)に到り波(なみ)の上を馳行(はせゆく)事陸地(くがち)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まさかに聞(き)いたほどでもあるまいが、其(それ)が本当(ほんたう)ならば見殺(みごろし)ぢや、何(ど)の道(みち)私(わたし)は出家(しゆつけ)の体(からだ)、日(ひ)が暮(く)れるまでに宿(やど)へ着(つ)いて屋根(やね)の下(した)に寝(ね)るには及(およ)ばぬ、追着(おツつ)いて引戻(ひきもど)して遣(や)らう。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)