“おいつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追付54.5%
追詰18.2%
追津9.1%
追着9.1%
追続9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さあ……その点もチョット説明に苦しみますが、少くとも専門家にとっては面白いという形容では追付おいつかない位、深刻な興味を感ずる内容らしいですねえ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「残念だ、ここまで追詰おいつめて逃げられたか」
危し‼ 潜水艦の秘密 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
義経のひきいる源氏勢は、参河守範頼のひきいる一軍と、周防すおうで落ち合い合流した。平家が長門国引島ながとのくにひくしまに着くと同時に、源氏が同じく長門の追津おいつに着いたのは、天の配剤であったろうか。
上を見ながら、これへ足を踏懸ふみかけた時、以前の薬売くすりうりがすたすたやって来て追着おいついたが。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その、その孫、二代三代に到って、次第おくり、追続おいつぎに、おなじ血筋ながら、いつか、黄色な花、白い花、雪などに対する、親雀の申しふくめが消えるのであろうと思う。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)