“おつゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追付50.0%
押着25.0%
押附25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「馬鹿を云へ。衆議院議員は追付おつゝけ歳費三千円になる、大臣の年俸は一万二千円になる筈ぢや。」
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
一六いちろく三五さんご采粒さいつぶかの、はい、ござります。』とすみかべ押着おつゝけた、薬箪笥くすりだんすふるびたやうな抽斗ひきだしけると、ねづみふんが、ぱら/\こぼれる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
持つてゐた本を引繰返ひつくりかへして見たが読む気にもならない。葉巻を出して尻尾を咬み切つて、頭の方を火鉢の佐倉に押附おつゝけて燃やす。周囲がひつそりとする。堀ばたの方の往来に足駄の音がする。
追儺 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)