“一六”の読み方と例文
読み方割合
いちろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは堀田原のある御家人ごけにんの家で、主人のほかに四、五人の友達が集まって、一六いちろくの日に栄之丞の出稽古を頼むということになった。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一六いちろく三五さんご采粒さいつぶかの、はい、ござります。』とすみかべ押着おつゝけた、薬箪笥くすりだんすふるびたやうな抽斗ひきだしけると、ねづみふんが、ぱら/\こぼれる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まだ自分たちと同じく蠣殻町かきがらちょうの父の家に住居のころ、一六いちろく三八さんぱちか日取りは記憶せぬが月に数回、師をへいして正式に茶の湯の道を学んだのが始めで
茶の本:01 はしがき (新字新仮名) / 岡倉由三郎(著)