“追馳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいか50.0%
おっか25.0%
おいばせ12.5%
おひかけ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直ぐその後を追馳おいかけて行けば、屹度きっとどんな男か正体位は見届ける事も出来たで御座居ましょうが、何分不意の事で手前共も周章あわてておりましたし
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
と笑いながら逃げて行く子供を、片方は棒を持って追馳おっかけた。乳呑児ちのみご背負おぶったまま、その後を追って行くのもあった。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼の動静に耳すましながら、変化あらば、その都度つど謙信のあとより追馳おいばせに伝令を発せい
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飛出とびいだしける故主は何事なるやと狼狽うろたへながら後より追馳おひかけ行しに其はやき事とぶが如く勿々なか/\追着おひつく事能はず待ね/\と呼止よびとむれど靱負は一向みゝにも入ず足に任せて馳行はせゆきしがやが海邊うみべに到りなみの上を馳行はせゆく陸地くがち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)